外構工事の基礎知識
外構工事の種類とメリット・デメリット
外構工事は、一般的に「オープン外構・クローズ外構・セミクローズ外構」の3つのタイプに分類されます。それぞれのタイプについて説明します。
オープン外構
特徴 | 住宅の敷地を塀やフェンスで囲わず、外部から見えるように計画された外構スタイルです。このスタイルは、明るく開放的な雰囲気が魅力であり、特に欧米諸国で多く見られます。 |
メリット |
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デメリット |
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セミクローズ外構
特徴 | クローズ外構とオープン外構の中間に位置し、塀やフェンスなどを設置している部分としていない部分がある外構スタイルです。 |
メリット |
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デメリット |
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クローズ外構
特徴 | 高い目隠しフェンス・塀・生垣などで敷地を囲って、外部から敷地の中が見えないようにする外構スタイルです。 |
メリット |
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デメリット |
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外構デザインの設備や建材について
ポイントとなる設備や建材
費用につきましてはケースバイケースで、住宅のように坪単価といった目安となりそうなものはございません。お客様の要望を丁寧に伺いながら、ご予算とご要望に沿った外構をご提案させていただいております。
外構工事は1度に全て行うのではなく、段階的な施工で費用を抑える方法があります。
ポイントとなる部分ごとに設備や建材をご紹介します。
ポイントとなる部分ごとに設備や建材をご紹介します。
【1】門柱
家の顔とも言える門柱は、外構の印象を大きく左右します。
- 化粧ブロック門柱:色とデザインの種類が豊富で、外観をカスタマイズできます。家の印象を大きく左右します。
- タイル貼り門柱:高級感があり、建物と一体感を出すことができます。グレードアップの効果もあります。
- レンガ積門柱:ナチュラルな雰囲気を演出します。
- 機能門柱:使用頻度が高く、サイズや種類も豊富。スリムなものは狭小地でも設置可能です。
【2】宅配ボックス
現代の生活様式には必須です。デザインやサイズも多様で、玄関周りのアクセントにもなります。
【3】アプローチ
アプローチは外構の印象を大きく左右します。 玄関までの導線を彩るために、舗装や植栽を工夫しましょう。
【4】カーポート
車を守るための屋根付きスペースです。雨天での乗り入れが楽になります。
【5】土間
真砂土、砂利、コンクリート、アスファルトなど、異なる素材を組み合わせて費用とデザインを考慮しましょう。
真砂土→砂利→コンクリート→アスファルトの順で費用は高くなります。
真砂土→砂利→コンクリート→アスファルトの順で費用は高くなります。
【6】照明
昼と夜で庭の表情が変わります。植栽と合わせて配置すると一層引き立ちます。
【7】デッキ
天然木、人工木、樹脂製のウッドデッキ、タイルデッキなどがあります。庭のリラックススペースとして活用できます。
【8】テラス
掃き出しの日除けや雨避け、洗濯物干しスペースとしても活用できます。
【9】物置
屋外の収納スペースとして重要です。庭の美観を損なわないように配置しましょう。
【10】水栓
掃除や洗車、庭の水遣りに使用できます。多様なデザインで庭のワンポイントにもなります。
フェンスの種類と選び方
フェンスは外構の一部として、プライバシーの確保や美観の向上、防風や防塵などの目的で使用されます。フェンスの種類やそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
【1】木材フェンス
本物の木を使用したナチュラルな印象があります。
色や木目のバリエーションが豊富です。
耐久性はあるものの、劣化しやすく頻繁なメンテナンスが必要となります。
色や木目のバリエーションが豊富です。
耐久性はあるものの、劣化しやすく頻繁なメンテナンスが必要となります。
【2】アルミ材フェンス
腐らないため、耐久性が高いです。
金属製なので建物との相性が良いです。
材料由来の金属色の他、木調色のものもあります。
費用・耐久性・手入れのしやすさ・種類の多さなどから一般的にはアルミ材フェンスをご提案しております。
金属製なので建物との相性が良いです。
材料由来の金属色の他、木調色のものもあります。
費用・耐久性・手入れのしやすさ・種類の多さなどから一般的にはアルミ材フェンスをご提案しております。
【3】金属製のメッシュフェンス
比較的安価で取り付けができます。
目隠しの機能が無いので、境界フェンスとしての使用されることが多いです。
目隠しの機能が無いので、境界フェンスとしての使用されることが多いです。
フェンスの費用について
フェンスの素材ごとの費用は、様々な要因によって異なりますが、フェンスの高さが高いほど、材料費が増える傾向があります。
費用を抑えるために目隠しを全てフェンスにせず、ブロックと組み合わせて使うことで、効率的に費用を削減できます。
フェンスの素材ごとの費用は、様々な要因によって異なりますが、フェンスの高さが高いほど、材料費が増える傾向があります。
費用を抑えるために目隠しを全てフェンスにせず、ブロックと組み合わせて使うことで、効率的に費用を削減できます。
例えば、高さ1800mmの目隠しをしたい場合は高さ1000mmのブロックと高さ800mmのフェンスを組み合わせた使用をご提案させていただいております。
オープン外構のセキュリティ対策
オープン外構は、広々とした空間を作り出す一方で、セキュリティやプライバシーの面で心配。以下に、オープン外構の防犯対策と費用を抑えるポイントをご紹介します。
【1】部分的な目隠しの造作
視線が気になる場所(リビングの掃き出し窓の前など)を中心にスクリーンやフェンスを立て、目隠しの造作を検討しましょう。全体の調和を保つためにデザインの一部として目隠しを取り入れることが重要です。
部分的な目隠しを施すことで、プライバシーを確保できます。
部分的な目隠しを施すことで、プライバシーを確保できます。
【2】センサー付きスポットライトの取り付け
カーポートや玄関周りにセンサー付きのスポットライトを設置することで、夜間の明るさを確保しましょう。
センサーが人の動きを感知すると自動的に点灯するため、節電効果もあります。
センサーが人の動きを感知すると自動的に点灯するため、節電効果もあります。
【3】植栽を活用した目隠し
窓の前に植栽を植えて目隠しに利用する方法もあります。植物は自然な目隠し効果を持ち、美しさを加えることができます。
植物は比較的低コストで手に入るため、費用を抑えることもできます。メンテナンスも簡単です。
植物は比較的低コストで手に入るため、費用を抑えることもできます。メンテナンスも簡単です。
理想の外構を実現するために
●ゾーニングの計画
駐車スペースや庭、アプローチ、植栽などの配置を決める際に、どのエリアに何を配置するかを計画しましょう。
周辺環境や利便性を考慮しながら、理想的な配置を検討しましょう。
周辺環境や利便性を考慮しながら、理想的な配置を検討しましょう。
●譲れないポイントを明確に
お客様のご希望や、譲れないポイントを明確にしておきましょう。
例えば、カーポートの設置や舗装材の選定など、譲れない要素を把握しておくことで、工事の方針を決定しやすくなります。
●イメージを持つ
お客様の理想の外構デザインをイメージしましょう。
●イメージを持つ
お客様の理想の外構デザインをイメージしましょう。
どんな雰囲気の庭やアプローチを作りたいか、具体的なイメージを持つことで、工事の方向性が明確になります。
外構工事は、快適で美しい空間を作り上げるための大切なプロセスです。ぜひこれらのステップを参考に、理想の外構作りに向けてお手伝いさせてくださいね!
ご相談・お見積もりは無料で承っております。
ご依頼・ご質問等は、こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせくださいませ。